ごあいさつ

 

第72回近畿北陸地区歯科医学大会を、千年にわたり天皇がお住まいになり、皇位継承の舞台となった皇室ゆかりの地である京都で開催できますことを大変光栄に存じますとともに、心から歓迎申し上げます。

本大会は東京オリンピック、パラリンピックが開催される記念すべき年の開催となりました。

我々歯科医療業界も日進月歩の進化を遂げており、臨床だけでは無く、基礎科学分野の発展によって、新薬、材料などの恩恵を授かっております。このような状況の中、「最先端と伝統の融合・古都より発信する歯科医療」をテーマとして、各講師陣に講演を賜ることといたしました。

本大会は東京オリンピック、パラリンピックが開催される記念すべき年の開催となりました。

我々歯科医療業界も日進月歩の進化を遂げており、臨床だけでは無く、基礎科学分野の発展によって、新薬、材料などの恩恵を授かっております。このような状況の中、「最先端と伝統の融合・古都より発信する歯科医療」をテーマとして、各講師陣に講演を賜ることといたしました。

バイオインフォマティクスという言葉をご存知でしょうか。生命情報科学とも言われ、DNAやRNA,タンパク質の構造などの生命が持っている情報といえるものをアルゴリズムを用いて分析することで生命について解き明かしていく学問です。ips細胞の発見もバイオインフォマティクス解析によるものです。

ノーベル賞の前哨戦とも言われている、「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」は山中伸弥先生や、本庶 佑先生も受賞された後、2年から3年後にノーベル賞を受賞されました。一昨年は日本人の中でただ1人同栄誉賞を受賞され、バイオインフォマティクスの第一人者である京都大学特任教授の 金久 實(かねひさ みのる)先生にお越し頂き、その内容と歯科医療について基調講演をいただきます。

午後の特別公演は、原宿デンタルオフィス院長、SJCDでおなじみの山﨑長郎(やまざき まさお)先生に最新の審美・インプラント治療についてご講演を賜り、続いて宝田歯科医院院長、日本アンチエイジング歯科学会 監事 宝田恭子 (たからだ きょうこ)先生に審美的口腔機能改善などについてご講演いただきます。

会場である国立京都国際会館は日本人建築家・大谷幸夫(おおたに ゆきお)氏の代表的設計で五十数年に渡り、国内外会議の舞台となって、人と人、文化と文化、技術と技術を繋ぐ架け橋となり京都中心部よりアクセスしやすい場所でもあります。

京都洛北の美しい自然と秋の味覚も十分に満喫できるシーズンですので、是非とも多くの先生方、デンタルスタッフの皆様方にご参加賜りますよう心よりお待ち申し上げます。

結びといたしまして、本大会を開催するにあたり、ご支援、ご協力を賜りました関係各位に心よりお礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

第72回 近畿北陸地区歯科医学大会会長
一般社団法人 京都府歯科医師会会長 安岡 良介