ご挨拶

第69回近畿北陸地区歯科医学大会を福井の地で開催できますことを大変光栄に存じますとともに心より感謝申し上げます。

今回は「医科歯科連携の新展望~新たなる医科歯科医療と社会との関わり~」というテーマで開催いたします。口腔内細菌とさまざまな感染症や生活習慣病との関わりが明らかにされ、いっそうの医科歯科連携と様々な場面での口腔管理の重要性が求められています。「命の入口」と例えられる口の健康に注意を向けることは、健やかな人生を送るためにとても大切なことと考える次第です。

午前の特別講演は、3DSの開発者で、鶴見大学歯学部探索歯学講座教授・花田信弘先生に「現代の医療と食文化がつくる長寿社会と歯の病気」と題しご講演いただきます。午後の一般公開講座Ⅰは、「あいうべ体操」でおなじみの、みらいクリニック院長・今井一彰先生より「口呼吸の怖さを知る~鼻呼吸になるために口をうごかそう~」と題してお話しいただきます。そして一般公開講座Ⅱは糖尿病専門医の、にしだわたる糖尿病内科院長・西田亙先生より「糖尿病予防は歯医者さんへの定期通院から~我が身と我が子孫を社会病から守るために~」と題したご講演をいただきます。

医療の質の向上のために歯科の果たす役割について考えるには、とても意義深い一日となることでしょう。是非この機会に多くの先生方、スタッフの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

福井は恐竜王国です。JR福井駅西口駅前広場には恐竜の動くモニュメントが設置されており、駅舎壁面も巨大な恐竜でラッピングされております。お時間があれば福井県立恐竜博物館まで足を運んでいただき、地球46億年の物語、壮大な恐竜骨格の迫力を感じていただければ幸いです。
 最後になりましたが、本大会の開催にあたり、ご支援、ご協力を賜りました関係各位に心より御礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

 

 

第69回 近畿北陸地区歯科医学大会
大会長 齊藤愛夫