講師 | 直木賞作家 山本一力(やまもと いちりき)氏 |
講演テーマ | 「読むこと、書くこと、生きること」 |
■講演内容 | |
新聞配達から始まり、幾度もの転職を重ねて今小説を書いています。知的好奇心や学ぶ気持ちがあれば、どんなことからでも知力を得ることができます。私の中では読むこと、書くことは、生きることにつながっていると思っています。
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■略歴 | |
昭和23(1948)年、高知県に生まれる。
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■主な著書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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講師 | 東北大学 大学院
歯学研究科 分子・再生歯科補綴学分野 教授 江草 宏 先生 |
講演テーマ | 「再生歯科医療の現状と展望」 |
■講演内容 | |||||||||||||||||
再生医療とは,体の組織の一部にできた自然治癒が見込めない欠損を,適切な「生体材料」,「生体活性因子」あるいは「細胞」を用いることで,自然治癒力を引き出して回復に導く治療の総称です。従って,既存の歯科材料だけでは自然治癒力を十分に引き出すことができない症例では,細胞治療(移植)によって患部の治癒力を高め,失った組織を再生する技術に期待が寄せられています。 近年,私たちの体の細胞にわずか数個の遺伝子を導入することでその記憶を初期化し,どんな細胞にもなるという人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り出す技術が発見されました。この技術によって,それぞれの患者の細胞から万能細胞を作ることが可能になるため,その医療への応用が期待されています。山中伸弥教授のノーベル賞受賞もあり,メディアでも何かと話題となるこのiPS細胞。私たち歯科医療従事者にとって身近なものとなり得るのでしょうか? 私たちの研究グループは,歯肉を用いることで,容易に質の高いiPS細胞が作製できることを見つけました。また,特定の薬剤がiPS細胞の欠点である造腫瘍性を抑制することを発見し,この薬剤を用いてiPS細胞の腫瘍化を回避しながら骨再生を促すことを動物モデルで可能にしています。 採取が容易な歯肉から作製されたiPS細胞は,将来的にはさまざまな組織の再生医療への応用が期待されるだけでなく,患者の体質の違いを考慮した新たな歯科医療技術の開発に有用なツールとなる可能性も秘めています。 本講演では,歯科領域における再生医療の変遷と最先端の技術を概説し,これまでの私たちの研究内容を中心に,iPS細胞に期待されている近未来の歯科医療技術について,夢のあるお話をしてみたいと思います。
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■略歴 | |||||||||||||||||
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■主な受賞 | |||||||||||||||
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講師 | 日本大学 歯学部摂食機能療法学講座 教授 植田 耕一郎 先生 |
講演テーマ | 「健康長寿を目指す“かかりつけ歯科医”の考え方と手法~診療所を核にした高齢者歯科治療とリハビリテーション~」 |
■講演内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
超高齢社会の日本では、健康長寿の実現に向けてさまざまな模索が続けられています。 平成18年に介護保険の改訂と地域支援事業が導入されたときに、具体的な施策として、運動器の機能向上、栄養改善、そして口腔機能の向上支援という3つの柱がたちました。高齢者介護予防施策に「口腔」という文言が入ったことは画期的なことでした。口腔における摂食機能を維持している限り、寝たきりや介護の重度化を予防でき、健康長寿がはかれることが公に認められたのです。 人生90年の時代にあって、摂食機能を維持していくことはなかなか難しいことです。歯科は健康な人の健康を維持・増進する“健康医学・予防医学”としての側面と、ひとたび病気にかかったり事故に合ったりした場合の“治療の医学”としての側面があります。さらに障害の医学(リハビリテーション医学)の理念を導入することで、超高齢社会の歯科医療を体系立てることができます。 急性期を脱して回復期から維持期(生活期)に至る過程で摂食嚥下障害の主な対象は、脳血管障害、認知症、パーキンソン病へと移っていきます。長期慢性疾患となれば機能改善というよりも、日々変わらない快適な時を積み重ねていくことが目標になることもあるでしょう。「生活」という視点をもって診療にあたると、自ずと多職種が協働する構図が出来上がります。そこで、今回は以下について検討いたします。 1. 摂食嚥下リハビリテーションの考え方と手法 2. 地域で健康発信する歯科診療所の役割 3. 訪問診療の始まりと多職種間での歯科の立ち位置 4. 21世紀超高齢社会における健康感 私は、病院勤務ですが、診療所、施設、あるいは在宅等の現場で御活躍中の方々と実践的な話し合いの場となれば幸いです。
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■略歴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■主な著書 【関連著書】 |
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【一般書】 | |
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